感染症のおはなし
朝夕はようやく過ごしやすくなってまいりました。 皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
今回は冬が近づいてくると流行する感染症のおはなしをします。
冬は多くの感染症が流行します。
風邪、インフルエンザ、ウィルス性胃腸炎、溶連菌感染症、マイコプラズマ肺炎などなどです。
こうした感染症にかかると日常生活に支障がでて、お仕事をお休みしないといけなくなったり、
特にご高齢者の場合は食欲もおち、体力が低下して、肺炎や脱水症になりやすく、命に関わることもあります。
冬に流行する感染症
【インフルエンザ感染症】
インフルエンザウィルスを病原体とする急性の呼吸器感染症です。
毎年約1千万人、約10人に1人が感染しています。
発症すると38℃以上の高熱、頭痛、寒気、筋肉痛、関節痛、だるさ、食欲
不振などの全身症状がみられます。発症から6時間経過しているとインフ
ルエンザ検査が正確に行えます。
このウィルスの予防にはアルコール消毒が効果的です。
【感染性胃腸炎】
ノロウィルスなどの病原体を原因とする感染性の強い胃腸炎です。
感染性胃腸炎の中で3~5割はノロウィルスが原因といわれています。
発症すると激しい嘔吐や下痢、腹痛、発熱がみられます。
このウィルスの予防には次亜塩素酸ナトリウム(塩素系消毒剤)が効果的です。次亜塩素酸ナトリウムを使用する際、ゴム手袋を着用しましょう。
直接肌に触れると肌荒れします。
●次亜塩素酸ナトリウム(塩素系消毒剤)の家庭での作り方
①500mlのペットボトルに水を半分ほど入れます。
②漂白剤10mlを入れます。
③500mlになるように再度水を加え、ふたをしてよく振り混ぜ合わせれば完成です。
※作り置きは24時間程度。必要分だけ希釈して使いきる方が望ましい。
【溶連菌感染症】
A群溶血性レンザ球菌によって引き起こされる感染症です。
発症すると発熱(38℃以上)、のどの痛み、イチゴ舌、全身発疹、皮膚
落屑がみられます。一般的に抗生剤を5~10日ほど服用して治療します。
アルコール消毒が効果的なので予防のため消毒をしっかり行いましょう。
【マイコプラズマ肺炎】
肺炎マイコプラズマという微生物の影響で起こる呼吸器感染症です。
発症すると、個人差はありますが発熱や頭痛、倦怠感など風邪と同じ
ような症状がみられます。その後乾いた席と痰が少し出て徐々に悪化して
いきます。
マイコプラズマ肺炎患者の約8割は14歳以下です。
アルコール消毒が効果的なので予防のための消毒を行いましょう。
こうした感染症にかかったときには無理せずご自宅でゆっくり過ごすのが正解です。
症状があまりに辛い場合や長引く場合は医療機関を受診するようにしましょう。
「ウィルス感染症」には抗生物質は効きません。
菌による「細菌感染症」は抗生物質が有効ですがどの感染症も何より予防が大切です。
ご自身でもできる予防策
●手洗い、消毒
せっけんでしっかり手を洗い、消毒をしっかりしましょう。
●マスクの着用
飛沫感染の予防にマスクを着用しましょう。●栄養と睡眠、適度な運動
バランスの良い食事と睡眠は健康維持の基本です。適度な運動は感染症を減らすことがわかっています。
感染症を知ることで予防にもつながります。
今年もあと2か月半。元気に過ごしていきたいですね。
